ブログに文章力はいらない!誰でもできる記事の書き方13のルール

ブログに文章力はいらない

ルールさえ知っていれば文章力に関係なくブログ記事は書ける

「ブログを書きたいけと文章力がない!」そんなことでお悩みのあなた。ブログを書くのに文章力なんていりません!ほんの少しのルールさえ知っていれば、文章力に関係なくブログは書けるようになります。

ブログ記事を書けるかどうかは、書き方のルールを知っているか知らないかだけ。そこに文章力は関係ありません。

僕ももともとは文章を書くのが得意なタイプではありません。小中高の国語の成績は下から数える方が早かったですし、小学生のことは「夏休みの読書感想文をサボった反省文をサボった」ことがあるくらい文章にはニガテ意識がありました。

それでも文章の書き方のルールを学んでからは3000文字ほどのブログ記事なら苦もなく30分くらいでササッと書けるようになりましたし、ライターとしてお仕事をもらうことができるくらいにはなっています。

この記事ではWebライター歴9年のプロが、「文章力に関係なく読みごたえのあるブログ記事を書く13のルール」をまとめて紹介していきます。

思わず読みたくなるブログの文章の書き方を解説

この記事では読者が読みたくなるブログ記事を書くための文章のルールについて書いていきますが、SEO(=検索エンジン最適化)についてはほとんど語りません。なぜなら読者目線で読みたいと思う文章の書き方と、SEOを意識した記事の書き方は全くの別物だからです。

例えばタイトルにキーワードを使うとか、hタグを順番通りに使うとか、最低限のSEO知識を知った上で読者の求める情報を記事にまとめれば自然と記事は読まれるようになります。

SEOが先ではなく、読者目線で読みたい記事を書くことが先です。

なので、この記事の中ではSEOについてはあまり触れませんので、SEOの知識を求めている方にはあまり役にたたないと思います。ご了承ください。

(SEOを意識したブログ記事の書き方は、そのうち別の記事でまとめるのでお楽しみに。)

大好評の無料note「信頼ライティング」から抜粋して解説

この記事は、僕が書いた無料note「信頼ライティング」からブログの書き方について特に重要な13のルールを抜粋し、さらにブログの書き方について特化したものにリライトした内容をまとめました。

note信頼ライティングは40,000文字ほどのボリュームで全て無料で読めます。ライティングの教科書として長く使える構成に仕上げてありますので、ぜひ本記事を読み終わったら、合わせて読んでみてください。

https://note.com/shiderow12/n/n9c1cb384be16

ブログの文章の書き方13のルール

【ブログの書き方ルール1】1記事1テーマを徹底する

ブログを書いていると、たくさんの話題に触れたくなります。今日食べた食事や出会った人との会話、1日で得た気づきなど、話したいことが尽きない日もあるでしょう。ですがそんな時はグッと書きたい欲求を抑えて、一つのことに絞ってブログ記事を書いてみてください。

1つのブログ記事でいくつもの話を書こうとする人が多いですが、ブログ記事は「1記事1テーマ」を原則として書くように心がけましょう。

書きたいことがたくさんあるのは決して悪いことではありませんが、それは書く側の都合。統一感のない情報を大量にまとめてしまうと、読者が混乱してしまいます。一つのテーマについて狭く深く語るのが基本です。

「ブログの書き方」について語りたいならブログの書き方だけを深く語る。「SEO」を語るならSEOについてだけを徹底的に語る。

複数のテーマを同時に書く記事より、1つのテーマをできるだけ深くまとめて書く記事の方が、読み手に価値を感じてもらいやすいです。

【ブログの書き方ルール2】スポットライトは相手に浴びせる

ブログでやってはいけないことNo.1は何でしょうか?それは「自分語り」です。

ブログやSNSでは自分の好きなことを発信できる媒体ですが、ぶっちゃけ読者はあなたのことなんて興味がありません。スポットライトは徹底的に相手に浴びせて、ブログ記事を書くようにしましょう。

読者は自分の悩みを解決したくて、Googleを使って検索し、役に立ちそうなブログ記事を探しています。読んで欲しいなら彼ら彼女らの悩みにフォーカスしたブログ記事を書くべきです。徹底的に読者が抱える悩みを解決することに注力してください。

相手にスポットライトを浴びせ続けると、自然と読者が求める質の高い文章が書けるようになります。質の高い文章で書かれたブログ記事が増えると、徐々にファンが増えていきます。ファンが増えれば自然とあなたのことに関心を持つ人が増えます。「〇〇さんのこと、もっと知りたい!」というファンが増えると、あなたの日常を知りたいというニーズが生まれます。

自分のことを語るのは、徹底的に読者にスポットライトを浴びせたブログ記事を書き続けて、読者があなたの日常に興味を持つようになってからにしましょう。

【ブログの書き方ルール3】たった一人に向けた手紙のように書く

コピーライターの格言に「おばあちゃんからの手紙のように書け」というのがあります。

大勢の誰かもわからない人間に向けて書かれた雑誌よりも、おばあちゃんがたった一人の孫に宛てて書いた手紙の方がじっくり読まれるということを表したものです。

ブログを書く時は「たくさんの人にウケる文章がかければ、読まれて売れるよね!」という思考になりがちですが、不特定多数を相手に書かれた文章はぶっちゃけ面白くないです。

例えば「男性」より「Aさん」より「ストレスで体を壊しかけたサラリーマンのAさん」に語りかけた方が、起業論や副業をテーマに書いたブログは読まれます。

「この人は俺のためにこの記事をわざわざ書いてくれたんだ!」と読者が思ってくれればファンになりますからね。

「たった一人に語りかけてブログを書こう」を意識すると、文章の質が大きく向上しますよ。

【ブログの書き方ルール4】読者への共感を忘れない

ブログを書く上で忘れていけないのが読者への共感です。共感を意識した文章を、徹底的に盛り込みましょう。

「この人は俺のことを理解して記事を書いてくれている!」と読者に思ってもらうよう、読者の悩みや夢に共感をしてあげることがコツです。

特に、導入部分に共感を意識した文章を書くと、本文を読んでもらえる確率がグッとアップします。以下にいくつか例を挙げておきます。

◆導入部分の例1:英会話
新しい言語を習得するのって、難しいですよね。覚える単語も無限にあるし、文法も日本語とまるで違う。しかも必死になって単語と文法を覚えても、緊張しちゃって思うように話せない。私も昔はそうでした。でもある出来事がキッカケで英会話のコツが掴めて、今ではネイティブと楽しく英会話ができ、今回はそのコツについてお話していきます。(→本文へ)
◆導入部分の例2:ブログで収益をあげる
ブログで収益を上げるのはめちゃくちゃ大変ですよね。記事もたくさん投稿しないといけないですし、時間がかかる。でもアドセンスでもアフィリエイトでもなんでもいいですが、まず100円稼いでみると見える世界が変わってきますよ!まずは100円稼ぐためにやるべきことをこの記事で詳しく解説していきます!(→本文へ)
◆導入部分の例3:ダイエット
お腹のぜい肉ってなかなか取れないんですよね。筋トレしても効果はすぐに出ないし、有酸素運動もしんどい。私も昔は必死に運動してたんですが、なかなか効果が出なくて歯がゆい思いをしていました。でも実は、問題は運動ではなく食事にあったんです。今回はダイエットの効果を高める食事についてお話していきます。(→本文へ)

…こんな感じです。

記事のテーマごとに「昔は読者と同じ境遇にいたが、今は課題を解決している」ということを示すのが共感する文章の書き方のコツです。

上から目線でノウハウを語っても煙たがられるので、読者の現状をイメージしながら「昔は自分も君と同じだったんだよ!」というスタンスを示すと、共感してもらいやすくなります。

【ブログの書き方ルール5】価値の提供をする

良いブログ記事を書く基本は、とにかく価値の提供です。自分の持てる限りの価値ある情報を全力で込めましょう。

ネタ切れを心配する必要もありません。とにかく1つの記事に全力で価値ある情報を書いてまとめてください。

読者の悩みを解決し夢を叶える手助けができる情報を盛り込みましょう。

【ブログの書き方ルール6】ポジティブ欲求を刺激する文章を書く

ポジティブ欲求とは、読者が持つポジティブな夢や願望のこと。

将来の夢、願望、〇〇が欲しい、など、読者が持つポジティブな欲求をできるだけ刺激する文章を書きましょう。

ポジティブ欲求を刺激する文章は、読者にあなたのブログを読んで情報を知らないといけない理由を作ることができます。

◆ポジティブ欲求の例
休日を自由に決められる、ブログから広告収入を得られる、モテる、etc

ポジティブ欲求を表現に加えることで、記事を読む理由を刺激することができます。

ガンガン使いましょう。

【ブログの書き方ルール7】ネガティブ欲求刺激する文章を書く

読者が持つネガティブ欲求も、読者にとってブログ記事を読む理由になります。

前項のポジティブ欲求とは逆で「読者が避けたいと思う辛いことやトラブル」も読者の行動を促しやすいです。

また、人は何かを得たいという感情よりも何かを失う感情の方が強いので、より読者の感情を刺激することができます。

◆ネガティブ欲求の例
仕事を失う、ガンになる、急に倒れる、パートナーから離婚を伝えられるetc

一点注意なのが、ネガティブ欲求を刺激すぎると読者の離脱を招く可能性が高まるということを覚えておいてください。

当然ですが、ネガティブなことばかり書かれているブログ記事と、ポジティブなことが書かれたブログ記事なら、後者の方が読みたいですよね。

ネガティブ欲求は多用しすぎず、用法用量を守って瞬間的なアクセントとして書くようにしましょう。

これは僕の経験からくる数字ですが「ポジティブ欲:ネガティブ欲=8:2」くらいが読者の欲望を刺激するのにちょうど良いブレンドです。

【ブログの書き方ルール8】専門用語は使わない

お医者さん、弁護士、優秀な営業マンのような、自分の知識に自信を持つ人ほど、人に何かを説明するときについ小難しい言葉を使いがちです。

ですが、それでは読みにくい文章になってしまい、読者が離れる原因になってしまいます。

検索でブログに訪れる人のほとんどは初心者で、かつわかりやすく解説してくれる記事を求めています。専門用語で埋まった分厚い書籍より、「マンガでわかる〇〇」的な本の方が、初心者からするととっつき易いのと同じです。

できる限り専門用語は排除して、わかりやすい単語を使って文章を書くことを心がけましょう。例えば、以下のような文章はダメです。

◆専門用語を使ったダメな書き方
顧客のエンゲージメントを高めるためにはUSPを押し出さないといけない

「エンゲージメント」も「USP」も、少しマーケティングを勉強したことがある人なら理解できる用語です。ただ、マーケティングの初心者からすると「・・・・???」と頭に疑問符が浮かんで何を言っているかわからないでしょう。

なるべく噛み砕いてわかりやすい単語を使ってください。

◆わかりやすく噛み砕いた書き方
お客さんをファンにしてより購入してもらいやすくするには、独自の強みをアピールしないといけない(エンゲージメント=ファンにする、USP=独自の強み)

例文のように、読者が理解できる単語で話すのがコツです。

あなたの専門性をアピールするためではなく「専門的なことをわかりやすく理解してもらう」ためにブログを書くことを意識してください。

【ブログの書き方ルール9】違う視点で同じことを3回書く。

違う視点で3回同じことを繰り返すと文章のわかりやすさは格段に上がります。例えば以下のような感じ。

◆違う視点で3回繰り返す
例えば受験勉強を必死に頑張って良い大学を卒業した人でも、好きな仕事ができていないめちゃくちゃ多いですよね。たとえ東大出身でも、一生働ける理想の会社に就職できる人は少ないです。試験で高得点を取れる能力と良い仕事につくことは全くの別物なんです。

この文章、まとめてしまえば「受験勉強ができても良い仕事につけるとは限らない」って一言を伝えたいだけです。

でも、たった一つの結論を違う切り口で3回繰り返し書くだけで、文章に厚みが出て説得力が増します。

読者はあなたがが思う以上に、あなたが書いていることに興味がありません。3回繰り返すを意識すると、読者が読まざるを得ない魅力的な文章になります。

【ブログの書き方ルール10】情景をイメージさせる

読者のイメージを膨らませ、読みたい欲求を高めるよう、実際の情景をイメージできるくらい詳しく書きましょう。

例えば以下のような感じ。

◆情景をイメージさせる
美味しい味噌ラーメンといえば東京都町田市にある「おやじ」がイチオシ。オーソドックスな札幌ラーメンで、少し甘口の味噌スープに野菜がたっぷり乗っていてボリューム満点。自家製チャーシューとたまご麺を口いっぱいにほおばると、チャーシューの油とスープが麺に絡み合って絶品です。病みつきになりますよ。

人の経験は視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚の5つの感覚が元になって出来上がっています。あなたのブログ記事の効果を高めるために、積極的に読者の五感を刺激する文章を書きましょう。

このテクニックは、アフィリエイトで商品を紹介する時に特に有効です。

上記のように、あなたが紹介したい商品を可能な限り詳細にシーンを詳しく書いて説明します。読者の頭の中で、実際に使っている動画が再現されるくらい詳しくです。

【ブログの書き方ルール11】文字装飾は2種類まで

文字装飾は最大でも2種類までにしましょう。

理由は単純で、装飾をつけすぎると読みにくいからです。

赤青黄紫緑と何色も色分けしたり、絵文字を多用した記事は、読者が本文に集中できなくなってしまうのであまりオススメできません。

僕の場合は、太字と赤文字の2種類を以下の基準で大まかに使い分けています。

◆2種類の文字装飾
太字→読者に読んで欲しい重要な文字
赤字→記事の核心について書かれた最も重要な文章

文字装飾のコツは、装飾部分を読むだけで本文の内容が理解できるようにすることです。

そうすれば、自然と本文の重要な箇所だけをピックアップして強調できます。

文字装飾を最低限で活用して、すっきりと読みやすい本文を心がけましょう。

(ちなみに文字装飾をたくさん使っても上手にまとまっている記事はたくさんあります。僕は色彩がニガテなので2種類くらいに抑えているだけなので、あくまで参考程度にしてください。)

【ブログの書き方ルール12】ダサいブログは意外と読まれる

書き方の話から少しずれますが、デザインの話です。

もしあなたがプロのデザイナーでないなら、ブログは「シンプルでダサいブログデザイン」を目指した方が良いです。

ダサいブログとはつまり、書かれている内容が読みやすいブログのこと。

ダサいブログは意外と読まれますし、読まれた後の商品購入率も高い傾向にあります。

例えば以下の画像をご覧ください。

僕が以前開催したワークショップで「与えられたお題の商品についてのチラシをグループで作りましょう」という課題を出したんですが、そこで参加者さんが作ってくれたチラシを2種類並べてみました。

◆デザインされてるけど読みにくいデザイン
◆ダサいけど読みやすいデザイン

……どうでしょうか?

前者のチラシは一見は鮮やかですが、ピンクの背景に文字が重なって読みにくかったり、どういう順番で読んだらいいかわかりにくい文字レイアウトになっています。

それに対して後者は最低限の装飾のみ。

デザインは決して凝っていませんが、アピールしたいベネフィットがきちんと読みやすいですよね。

読まれて売れるサイトデザインを、素人が作るのはかなり難易度が高いです。中途半端なデザインになって読みにくいサイトになる可能性が高いですから、そうなるくらいならダサくても読みやすいサイトを心がけましょう。

ちなみに僕はデザインが苦手です。

センス良く画像を配置したりチョイスするのが下手クソなので、見栄えの良いサイトを作りたいときは必ずデザイナーさんに依頼をするようにしています。

【ブログの書き方ルール13】ウソは絶対につかないこと

これはブログの書き方以前に人間性の問題ですが、ウソはすぐにバレます。

一昔前に、どこからか9桁くらいあるネットバンクの残高の画像を引っ張ってきて「オレこんなに儲かってるんだぜ!」とアピールをする手法が流行りましたが、そういうブランディングをしていた人は全て消えてしまうか警察のお世話になっています。

例えばウソのプロフィールを書いたとして、一瞬なら信じてもらえるかもしれませんが、ツイートに中身が伴ってなければすぐにフォロー解除されてオシマイです。

あくまで僕がお伝えしてきたテクニックは「あなたが持つ価値ある情報をブログ記事としてどう正しく書いて伝えるか」というものです。

ブログが読まれるようになるどころか、ウソをつくと一生の信頼を失うことになりますのでご注意を。

まとめ

かなりボリューミーな記事になってしまいましたね。最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事で紹介したブログ記事の書き方をしっかりと理解してもらえば、今現在あなたが自分の文章力に自信がない状態だとしても、読みごたえのある記事を書くことができるはずです。

この記事があなたのブログ記事を書く助けになれば嬉しいです。

東出タロウ

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