スキルを上達させるには、すでに上手くいっている人のマネをするのは大事です。
たとえば料理が上手くなりたいならレシピ通り忠実に調理してみたり、デザインを上達させたいなら絵を写生してみたり、ライティングを上達したいなら文章を書き写してみたり。
人間誰でも何かを始める時は初心者。初心者の頃は人をマネする事で正しい型を身に付けることができます。本記事では「TTP=徹底的にパクれの正しいやり方」をテーマに深掘りしてまとめます。
目次
「徹底的にパクれ(TTP)」って知ってる?
ビジネスの世界には「徹底的にパクれ(TTP)」という言葉があります。TTPとは要するに「他人のビジネスの良いところは徹底的にマネしよう」という事。
ビジネスを自分の発想だけでゼロから立ち上げるとなるとエネルギーが必要。TTPという考え方を持っていると、すでにうまくいっているビジネスから良いところを抽出して自分に応用することができるので、色々な手間を減らすことができるのがメリットです。
このTTPの考え方はブログやSNSなどの個人で行うコンテンツビジネスにも応用することができます。
僕もライティングの指導をするときは「有名ブログや話題に上がっている記事を徹底的に分析してマネする」ことをよく推奨しています。コンテンツの良いところを分析して自分に応用するにはどうしたらいいか?を常に考えるという事。
先人たちが積み上げてきた知恵やスキルの良いところは積極的に取り入れましょう、という話ですね。
ですが、TTPのやり方を間違っている人が非常に多いです。何を間違っているのかというと、多くの人はマネすべき場所を勘違いしています。
TTPでマネすべきは「コンテンツの中身」ではなく「型」です。
「中身」をパクるのではなく「型」をパクる
例えば2019年に「老後資金2000万円を自助で稼がないといけない」というのが大きなニュースになりましたよね。
TTPを勘違いしていると「じゃあ自分も流行りに乗って、老後資金を2000万円稼ぐ方法についての記事を書けばいいのか!」と捉えてしまいますが、それは間違い。流行りに乗って記事の中身をマネしても、それはただの二番煎じか三番煎じ。その他大勢のコンテンツに埋もれてしまいます。
大事なのは「コンテンツの型そのものをマネする」ことです。話題に上がるコンテンツは常に一定の型で作られていることが多く、その型をマネすることでTTPの威力を最大限に発揮することができます。
ブログのスキルを高めるなら書き写しがオススメ
僕の専門はライティングなのですが、ブログやSNSの発信スキルを高めたいのであれば、実際に人気ブログを書き写ししてみるのがかなりオススメです。
部活を思い出してみて欲しいんですが、野球でもバスケでも吹奏楽でも、最初は先輩の動きを見ながらマネをすることからはじめましたよね。マネする事で少しずつスキルが上がっていき、最初は素人だったのが自然と大会に出場できるようになったり勝てるようになっていったはず。
同じように書き写すことで「話題になるコンテンツの型」を身につけることができます。面白いコンテンツには一定の型があり、徹底的に書き写すことでその型を体に染み込ませることが目的です。
初心者のうちは1日15分とか30分でOKですから、面白いと思ったインフルエンサーのブログやメルマガ、参考になった書籍やブログ記事などを書き写し、読まれるコンテンツの型を盗みましょう。
※書き写しの方法はまた別の記事でまとめますので、公開したらお知らせします。
型をTTPして自分のスタイルを模索する
「パクる」というと少し聞こえが悪いですが、コピペをしろとか著作権を無視して丸パクリしろとかそういう話ではありません。あくまで型を参考にして自分のスタイルを模索しよう、という話です。
「ウケるコンテンツの型」に「発信者一人一人のストーリーが絡んだ中身」が組み合わさる事で面白いコンテンツができるということ。
あなたの発信スタイルがどうすればさらに良くなるのか?ビジネスをさらに発展させるにはどうすればいいのか?TTPという考え方を参考に一度考えてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
東出タロウ
徹底的にパクって欲しいコンテンツがこちら
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